マンション投資:売却

さて、収益を貯めた後は、投資の目的を達成すべく売却します。この時期や価格の決定はまさに投資の醍醐味と言えます。

年数が経てば価格はだんだん下がります。目的の儲けが残る価格で売れるタイミングを、信頼出来る専門家に相談しながら見定めて下さい。

ここで、大切なのは、買ったときの金額に縛られたり、売却だけで儲けを出そうとしないことです。不動産バブルのころに、この売却益を狙って物件を手放すタイミングを逃した方がたくさんいました。

(1)どうやって売るの?
不動産業者に依頼すれば、ネットや顧客から買い手を探してくれます。よく考えて売りたい価格と売れる価格の見極めをして下さい。

また、価格以上に大切なこととして、購入者がうるさい方かどうかというのもポイントになります。買った後で、いろいろとクレームや嫌味を言ってくるような神経質な方だと、ずっと後味の悪い思いをするかも知れません。価格は安く言ってくるが、買ったら絶対に文句を言わないような方の場合は、多少安くてもそちらの方がお勧めです。

(2)契約や決済は?
物件の購入者が決まったら、不動産業者が契約の内容や条件を詰めます。今度は売主なので、特に立ち会う必要はありません。初めての業者であれば、よく確認しながら進めて下さい。

基本的に契約、決済は同時に行い、売買代金を受け取り、管理費等の精算を済ませ、仲介手数料を支払って終了です。用意するものは、実印、印鑑証明、登記証明情報(権利証の現代版)です。

(3)固定資産税はどうなる?
原則として課税対象は1月1日の所有者ですので、売買の時期によっては、売ってしまった後でも売主に請求が来ることがあります。その分は、決済時に精算金として受け取っておき、納税して下さい。

さて、以上ですべての工程が完了しました。

手元に残った儲けを何に使うか、これを考えるのが一番楽しい訳ですね。