マンション投資:不動産を選ぶ

では、具体的にどうやってマンション投資を進めるのか、見ていきましょう。

不動産(ここではワンルームマンションのケースを見ていきます。)を選ぶ。

(1)マンションを買うとは?
マンションは大きな集合住宅ですが、買うのはそのうちの1室(区分所有建物)のみです。
(2)どんな物件を買うの?
その部屋を借りて住んでいる入居者がいるような賃貸物件を買います。
逆に、持ち主が住んでいる物件は買いません。(空室を買って賃貸を募集することもあります。)
(3)どうやって選ぶの?
もちろん、予算によって物件は異なってきます。高額な物件ほど、賃料が高く、手取りも多いことが多いです。ただ、市場には割安感のあるものとないものが混ざっていますので、自分の予算や投資の目的(儲けの目標額や必要時期)を信頼出来る不動産業者と相談しておき、自分に合った物件を勧めてもらうのが、手軽で安心な方法かも知れません。
ご自分で物件を探すのには、投資物件専門サイトや投資物件を扱う不動産業者のホームページが有効です。ネットに出せない(売り主様の意向)物件もあるので、電話などで問い合わせすると掘り出し物に出会える可能性もあります。
(4)投資目的とは?
最初にお話した投資の例で、150万円の予算で6年間という投資期間で売却するというのが、投資の目的となります。売却時期は、変更していくこともありますが、どれくらい儲けるという設定はしておいた方が良いと思います。あまり、長い期間、所有することを前提とする場合、売却価格は少な目に設定するか、ゼロで見込んでおく方がよいと思います。当然、物件にも寿命がありますので、耐用年数くらいまでで目指す投資効果が得られるような計画がよいでしょう。
自分がいくらの投資予算で、何年後にいくらの儲けを狙うのか?を決めるということは、自分の人生設計においても役立つのではないでしょうか?
(5)利回りについて
投資物件には、賃貸から得られる収益を物件価格に対する利回りとして表現する比較指標があります。
表面利回り=賃料収入1年分÷物件価格・・・17~23%程度
実質利回り=(賃料収入-管理費・修繕積立金)×12÷物件価格・・・10~16%程度
目安として、物件選択に取り入れている方が多いので、参考に計算してみるのもよいでしょう。
一般的には、利回りがよい物件ほど、投資効果は高いと言われますが、投資目的となる金額を押さえておくことも大事だと思います。
(6)購入のタイミング
さて、物件を選ぶということは、物件に出会うということです。同じ物件で同じ条件のものにはなかなか出会えるものではありませんので、ある程度、投資の目的に合う物件を見つけたら思い切って購入してみましょう!いよいよ、マンションオーナーとしての第一歩です!